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昨年後半からの株安を受けて証券会社に口座を開いた人も多くて、投資を始めるには格好のタイミングです。ただ、何でも良いから買えばよいというバブルな時代ではありませんから、シッカリとした目で投資先を選び取る、「目利き(めきき)」はますます大事になっています。

そこで、今回の連載では、投資の初心者もしくはこれから投資を始める人を対象に、投資信託の基本と仕組みを理解してもらうことにより、投資の「目利き力」アップを目指します。3ヶ月にわたる連載が終わる頃には、自信を持って投資先を選んでいる…そんな状態にたどり着くことを目指しましょう。

ただ、普通に記事を読んだだけ、あるいは人の話を聞いただけでは、なかなか「目利き力」のアップが望めないのも事実。実際、証券会社に口座を開いたは良いけれど、投資をまだ始めていない人って多いんです。そこで、今回の連載では、毎回簡単な「練習問題」で自分で考えながら「目利き力」アップを積み重ね、やがては自信をもって「実戦」デビューできる、そんな流れを作っていきます。

では、第1回目のスタートです。今回の対決は、「投資信託 vs. 株」です。
「投資」と聞くとまっさきに思い浮かんでくるのは「株」ですが、「投資信託」も最近人気の商品と聞くし、投資を始めるならどちらか迷ってしまう人も多いでしょう。株と投資信託、違いはいろいろあるのですが、大事なチェックポイントを押さえるならば、下記の3点。

 i)  株は1社だけに投資だが、投資信託は複数社に「分散投資」
 ii) 投資信託は1万円から買い始めることができる
 iii) 手数料に関しては、株は売買手数料を要チェック、
   投資信託は、販売手数料以外に信託報酬や信託財産留保額がある

さあ、もしあなたが「目利き」するとしたら、株と投資信託、どちらの方が良いでしょうか?

回答は、投資初心者が始めるならば、まずは投資信託が個人的はお薦めです。というのは、「分散投資」という言葉は単純ですが、これによって「値動きが安定する」というメリットがあるからです。もちろん、投資というからには値段の変動が付き物で値下がりすることもあるわけですが、値下がりの幅があまりに大きすぎるとリスクと感じてしまってなかなか投資を始められないし、よしんば始めたとしても、途中でイヤになって止めてしまいがちです。とくに、今のような景気の停滞感漂う時代には、1社だけに投資をする株よりも、不景気にも強い会社にも分散投資をする投資信託の方が、値動きの変動が少なくて安心して始めることができるのです。

その効果のほどを、実際の投資信託の仕組みを見ながら「目利き」してみましょう。

まずは、楽天証券のトップ画面の上部メニューの「投信」をクリックしてください。画面が変わって投資信託のページに飛んだでしょうか。その中で、たとえばランキングなどを参考に、投資信託を一つ選んでみましょう。今回は例として、「MHAM株式インデックスファンド225」を選んでみました。投資信託の名前をクリックすると詳細画面が開くので、ページをどんどんスクロール。残り三分の一ぐらいまで下の方に行くと、「組入銘柄上位」(どの会社に分散投資をしているのか)と言うコーナーがあるのが分かるでしょうか。



ここでは、上位10銘柄、つまり、その投資信託に占める株の比率が高い会社ベストテンが紹介されています。1位は「ファナック」で3.07%、その後、京セラ、ティーディーケィ、キャノンとメーカー系の会社が続き、第5位にはKDDIという電話会社。そして、10位にはファーストリテイリング(ユニクロの運営会社)の名も見えますね。

この冬、ユニクロが絶好調なのはご存じの方も多いでしょう。たしかに、景気が悪いニュースが続き、将来ちょっと不安な昨今、やっぱり安いユニクロでお買い物がしたくなるのは頷けます。実際、「ヒートテック」を何枚も買った人もいるのでは?

つまり、結果としてユニクロ(ファーストリテイリング)は、景気が悪くなっても会社の業績は好調という、「不景気に強い」会社なわけで、投資信託を通じてこの会社にも分散投資をすることで、値段の変動がある程度押さえられていることが納得できます。



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