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家電の大型専門店 デジモノレビュー

■ BD+DVDセットで3,980円。単品販売は無し



 子供の“遊びに対する柔軟さ”には関心する事が多い。商店街のタイルに柄がついているだけで、“赤いタイル以外を踏んだらダメ”という縛りを自らに課し、道行く人の迷惑も考えず、赤から赤へと飛びうつる遊びに熱中。そして母親に叩かれる。




 自分の子供の頃を思い返してみても、「よくあんなモノで遊べたな」と思う事が多い。ガンプラが一体しか無く、敵がいないので筆箱で代用。リアリティの欠片も無い対戦相手だが、「フハハハ!! 俺は筆箱星人だ! 三菱鉛筆ミサイルを受けてみろ!」などのアテレコを駆使して、2、3時間は楽しめたものだ。その気になれば、和室のタタミの目から空想を膨らませ、45分は遊べた気がする。



 “子供は想像力が豊か”とする人がいるが、個人的には、“想像力の虜になる度合い”が高かったのだと思う。想像の世界と現実の世界の“境界”にあまり興味が無く、現実の穴を想像で埋め合わせて没頭できるのが子供の凄いところだ。



 そんな“子供の頃の感覚”を強烈に思い出させてくれるのが、ワーナーから19日にBD/DVDが発売されるスパイク・ジョーンズ監督作「かいじゅうたちのいるところ」。前々回の「チャーリーとチョコレート」や、劇場公開中の「アリスインワンダーランド」など、古典とも言える絵本や小説の映像化が続いているが、この作品も世界で親しまれる絵本を原作としている。



 発売元のワーナーは、4月21日から「ハリー・ポッター」シリーズや「ダークナイト」、「グラン・トリノ」など、BD準新作150作品を2,500円に一斉値下げしている。一方で、新作については「BDとDVDをセットにしたものを3,980円で発売していく」と発表しており、今回発売前に借りた「かいじゅうたちのいるところ」は、その形式の第1弾となる。



 具体的には、BD+DVDのみがラインナップされ、BD単品、DVD単品は用意されていない。同時にBD+DVDの価格を、従来の新作DVDの価格だった3,980円に設定し、「BDとDVD、どちらを買おうか?」という消費者の迷いを払拭。DVDの車内やPC再生なども提案している。



価格を抑えたBD+DVDラインナップは、前回のFOX「アバター」(FXXA-39603/4,990円)や、3月に紹介したSPEの「2012」(BRL-60620/3,990円)など、他社も展開しており、今後の洋画新作では標準的なスタイルになりそうだ。



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■ 観てると記憶の蓋が勝手に……



 両親が離婚し、母&姉と暮らしている8歳の少年・マックス。母は仕事が忙しく、思春期の姉は友達とばかり遊んで、弟を邪魔者扱い。今日も寂しく一人であそぶ日々……。積み重なった不満は、ある日爆発、とうとう母親とケンカをして、家を飛び出してしまう。林を抜け、浜辺にあったボートに飛び乗り、マックスは見知らぬ島に辿り着く。




 そこで暮らしていたのは、3m近い身長を持つ巨大な“かいじゅう”達。その中の1体、リーダー的存在のキャロルは、優しいかいじゅうの“KW”が、自分達以外の友達を作り、仲間の輪を出て行った事に腹を立て、怒りにまかせて自分達の小屋を叩き壊していた。



 その場に遭遇したマックスは、そんなキャロルの姿を見ているうちに、かいじゅう達の中に飛び込み、キャロルと共に小屋を壊しはじめる。驚くかいじゅう達。キャロルはマックスの事を気に入るが、他のかいじゅうはマックスを食べようとする。食べられまいとマックスは、「僕には凄い力がある。その力でバイキングをやっつけて王様になり、王様を20年間もやってきたんだ!!」と嘘をつく。彼の言葉を信じ込んだかいじゅう達を従え、マックスは“かいじゅうの王様”になるのだが……。



 原作は'63年に出版されたモーリス・センダックの絵本。全世界で2,000万部以上、日本でも100万部以上を売り上げ、オバマ大統領がイースターで子供たちの前で朗読するのに選んだ1冊としても話題となった。監督は、「マルコヴィッチの穴」や「スリー・キングス」、テレビの「ジャッカス」シリーズなど、コミカルでシニカルで悪ノリ、良くも悪くも独特な作品を作り続けてスパイク・ジョーンズだ。




 冒頭から驚かされるのが、“子供目線の徹底”だ。マックスの心境が非常に丁寧にとらえられており、かまって欲しい一心で姉の男友達に雪をぶつけたり、仕事中の母親の顔を盗み見て疎外感を覚えたり、母親が新しい恋人とイチャついているのを目撃して不安にかられたりと、少年期に遭遇する“プチトラウマ”のオンパレード。さらに空想好きで、物語を作るのも得意という設定であり、内向的な子供時代を過ごした人は、冒頭からシンクロ率がハンパではないだろう。一人称視点をたくみに使い、“大人から見た子供”ではなく、“マックスから見た世界”をとらえるカメラワークも良い。




 もう少し子供向けの明るい映画を連想していたが、いい意味で裏切られる。かいじゅうの島に渡ってからも凄い。てっきりマックスの味方になってくれる陽気なかいじゅう達が登場するのだと思っていたら、豪放磊落なキャラが1体もいない。物事を悲観的に考え、疑り深いジュディスや、目立ちたがり屋でマックス王の登場を快く思わないアレクサンダー、巨体なのにほとんど喋らないザ・ブルなど、ぶっちゃけ“明るい奴”がいない。ファンタジーなのに妙に現実的なのだ。



 もちろん、皆でくっついて眠ったり、泥ダンゴの投げ合いなど、心和むシーンは沢山ある。かいじゅうの腕力で砲丸並の泥ダンゴが飛び交うので迫力満点。スピード感もあって楽しいシーンなのだが、楽しいままで終わらないのがこの映画。プライドの高いアレクサンダーが、ダンゴをぶつけられて逆ギレし、「いちぬけた!」と宣言して退場。





他のかいじゅうはテンションが上がっているので、「ノリが悪いぞ」と後頭部めがけて追い討ちのダンゴを直撃させる。そのせいでアレクサンダーは怪我をしてしまい、マックスがあとで気まずく謝りに行く……など、「あーなんか、子供の頃にこんな事が沢山あった気がする」と、記憶の蓋が開いて足をジタバタしてしまう。



 特に“凄い”のが、かいじゅう達のリーダー・キャロル。基本的に良い奴なのだが、気分屋で、カンシャクを爆発させて周囲を傷つけ、その事に自己嫌悪し、さらに内側に閉じこもるという“お前はキレやすい子供か”と言うような性格。




周囲のかいじゅう達も、彼が機嫌を損ねないように遠慮しているところがあり、長年引きこもっている長男の暴力が怖くて、遠巻きに暮らしている家族みたいでハラハラしてくる。この凄まじく人間臭いキャラクター達の性格設定が、この映画の最大のミソと言っていい。「キモ可愛い」という言葉が昔あったが、むしろ「ウザ可愛い」奴らである。

 母や姉と異なり、かいじゅう達はマックス王の突飛な命令も聞いてくれる。当然マックスは良い気分になるが、その代償として王様には、民を幸せにする責任が発生する。しかし、こんな複雑な性格のかいじゅうたち達の関係を、8歳のマックスが良好に保つのは不可能に近い。



能力の限界を通じてマックスは自分自身を見つめる事を覚え、同時に他人(他かいじゅう)を思いやる事も覚え、人間的に成長していく。かいじゅう達の性格が人間臭いからこそ、ストーリー展開に妙な説得力があり、ラストの感動も複雑な要素を含んだ、奥深いものになっている。



■ 大人に観て欲しい作品




 BD鑑賞後に、原作の絵本をもう一度読んでみたのだが、驚くほど薄い。子供の頃はもう少し“かいじゅう島”で冒険していた気がしたのだが、実際は“かいじゅうおどり”を踊った程度で終わっている。



個々のかいじゅう達も、性格を連想させる顔立ちの違いはあるものの、それらは詳しく描かれてはいない。「このシンプルな絵本から、よくあんなキャラクター&物語を膨らませたなぁ」と関心してしまった。にも関わらず、原作の根幹の部分は変化しておらず、見事な映画化と言えるだろう。



 映像的には何と言っても、着ぐるみのかいじゅう達の“モコモコ具合”が印象に残る。今の映画はCGでなんでもリアルに作れてしまうが、やはり“実在感”は着ぐるみに勝てない。




毛むくじゃらの着ぐるみが林の中で転がりまわるので、毛に落ち葉やら泥やらが付着しまくっているのだが、その汚れ具合、毛のからまり具合からくる“リアリティ”が、CGに慣れた目に新鮮だ。また、少年が実際に“より添え”、“抱きつける”事は大きく、演技のリアリティにも良い影響が出ているだろう。





 壮大なストーリーや手に汗握る展開、大どんでん返しなどは無いが、子供の頃の記憶や感覚、子供だから見る事ができた“世界の姿”を思い出さえてくれる情感豊かな作品だ。絵本原作と聞くと「子供向け」という印象があるが、大人だからこそ深く楽しめる不思議な1本と言えるだろう。
(Impressに帰属)
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