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家電の大型専門店 デジモノレビュー

 ソニーは、3D対応の3シリーズ8モデルなどを含む、液晶テレビ「BRAVIA」の新製品を6月10日より順次発売する。

 3D対応モデルは、“3D標準対応”でメガネが2台付属する上位機「LX900シリーズ」4モデルと、LED+エリア駆動で最高画質を謳う「HX900シリーズ」2モデル、ステップアップモデルの「HX800シリーズ」2モデルの合計8モデルをラインナップする。




 また、4倍速/240Hz対応のNX800シリーズや、CCFLバックライトで、エントリーゾーンからのステップアップモデルとなる「HX700」、さらにBRAVIA初のHDDレコーダ内蔵録画テレビ「BH30H」なども発売される。ラックシアター2機種や、フロントサラウンドシステム2機種も発売される。





■ 3シリーズ/8モデルで3D対応。2D変換も

 LX900は40/46/52/60型の4モデルを、HX900は46/52型を、HX800は40/46型をラインナップし、3D対応モデルは合計8モデル展開となる(3Dモデルの詳報)。


 3D対応モデルはいずれも1,920×1,080ドットのフルHDパネルを採用し、240Hz/4倍速駆動の「モーションフロープロ240Hz」に対応。LEDバックライトとの組み合わせで、動画応答性能や3D品質の向上を図っている点も特徴で、最高画質機のHX900 は直下型LED+エリア駆動技術を採用。LX900とHX800はエッジライトLEDだが、HX800にはエリア駆動技術を搭載している。全モデル表面はグレア(光沢)仕上げで、LX900とHX900の2シリーズは「オプティコントラストパネル」を採用。HX800は「クリアブラックパネル」を採用している。

 「LX900」は、アクティブシャッター方式の3Dメガネが2個付属。テレビ本体に3D用トランスミッタを内蔵した3D標準対応モデルとなる。HX900/800は、背面に3Dシンクロ端子も装備。別売の3Dメガネ「TDG-BR100」(6月10日発売/実売12,000円)と、トランスミッタ「TMR-BR100(7月16日発売/実売5,000円)」を組み合わせて3D視聴に対応する。3Dメガネは、小型でカラーの異なる「TDG-BR50(ブルー)」、「TDG-BR50(ピンク)」も6月25日に発売される。実売はTDG-BR100と同じ12,000円。

 いずれも、3D対応プレーヤーやPlayStation 3などを組み合わせて、Blu-ray 3Dや3Dゲームに対応する。なお、今回発表されなかった3D対応のプレーヤーやレコーダについてソニーは、「この夏や秋にかけて順次発売する」(業務執行役員 SVP ホームエンターテインメント事業本部長 石田佳久氏)」と説明。また、「6月10日のLX900発売に合わせて、PlayStation 3をアップデートし、3D立体視ゲームタイトルも投入する」という。このPS3アップデートは、Blu-ray 3D(映画などのビデオコンテンツ)ではなく、ゲームの3D立体視対応のためのもの。

 リビングで3Dをテーマに、明るい場所での3D視聴のために、メガネに独自の技術を盛り込んだほか、同社がノウハウを蓄積してきた4倍速/240Hz駆動技術を活かし、液晶テレビで自然な3D映像を実現する。映像処理回路には「ブラビアエンジン3」を搭載し、画質の向上を図っている。

 さらに、2D-3D変換機能も内蔵し、Blu-ray 3Dや3D放送以外の通常の2D放送やビデオコンテンツも3D化して楽しむことができる。

 ボディデザインは、LX900/HX900で、一枚の板を立て掛けたような「モノリシックデザイン」を採用。前面にガラスなど透明な素材を配しながら、スピーカー部にアルミを採用するなど、異なる素材の組み合わせで上質感を演出している。






■ 「表に立って攻め」、3Dシェア1位を目指す。PS3も6月に3D立体視ゲーム対応



 ソニー業務執行役員 SVP ホームエンタテインメント事業本部長の石田佳久氏は、「2010年ソニーは『3D』、『デザイン』、『ネットワーク強化』で、多様なライフスタイルに対応した製品を投入する」と切り出し、同社のテレビ戦略を説明した。

 3Dについては、「グループを挙げて取り組む」とし、テレビは6月のBRAVIA LX900の発売を皮切りに、3シリーズ8製品を投入。3D対応のブルーレイプレーヤー/レコーダは、夏から秋に発売するとした。また、「6月10日のLX900発売に合わせて、PlayStation 3をアップデートし、3D立体視ゲームタイトルも投入する」という。ゲームタイトルの詳細は決定次第順次告知するという。

 また、コンテンツの重要性も訴え、3D映像制作への取り組みとして、アメリカ カリフォルニアのソニーピクチャーズスタジオ内に、「3Dテクノロジーセンター」を設立したことを紹介。3D制作のノウハウの共有や人材育成を同センターでサポートしていく。3Dカメラや編集機材の提供も行なっており、映画アバターもソニー製カメラ「HDC-F950」が8台採用されたという。




 画質については、パネル、画質回路、LED、モーションフロープロ240Hzの4つのテーマで、BRAVIAの魅力をアピール。さらに、LX900シリーズに搭載した「インテリジェント人感センサー」では、子供が画面に近づくと「アラーム」を鳴らしたり、視聴位置にあわせて最適な音場表現を実現するなど「省エネだけでない、使いやすさを訴えていきたい」とする。



 粂川氏は、「2010年はソニーにとって3D元年。テレビのみならず、他のハードウェアについても重要。他機器やグループ会社との連携によるコンテンツの拡充、3Dを体験できる場の提供を続け、3Dの販売シェアでナンバーワンを目指す」と意気込みを語った。

 3Dテレビの海外展開は、「全世界同時期に立ち上げる予定(石田氏)」。2010年度のテレビ年間販売目標については、現在検討中で、最終的な数字は決まっていないが、「私としては少なくとも2,500万台を目標にやっていきたい。そのうち3Dの比率は約10%」とした。

 韓国勢にテレビの市場シェアで後れを取っている点については、「現状はそのとおり。2009年度は我々にとって厳しい年で、構造改革や次世代の商品について議論してきた。2010年は表に立って攻めていきたい。先進国や新興国、それぞれに合った“戦っていける商品”に取り組む。また、“進化するテレビ”のようなものも導入し、皆さんの期待にこたえたい」(石田氏)とする。なお、有機ELについては、「大型化を目指して社内で開発を続けているが、現時点で発表できることはない」とした。また、「ユニークなデバイスを使ったディスプレイ」も開発中とする。

 また、「ハードウェアの売り切りだけでないビジネスモデル」の可能性について、石田氏は、「いままでのテレビは、テレビジョン(受像機)だったが、オンラインサービスも当然取り込んでいきたい。テレビに限らず、パソコン、携帯電話などでも重要になってくる。ハードウェアが(ソニーの)お家芸ではあるが、その差別化が難しくなる中では、ユーザーエクスペリエンスが重要になる。音楽や映画といったコンテンツだけでなく、クラウドサービスなども重要。これからはテレビの画面が、あらゆるコンテンツの窓口になる。ソニーのオンラインサービスの中にもそういった要素を取り込んでいきたい」と語る。

 Samsungやパナソニックから遅れての3D対応製品発売になるという点については、「コンテンツを意識して、6月10日という発売日にした。ワールドカップもあるが、PlayStation 3もアップデートにより、3Dゲームができる。そういう時期にあわせて発売日を設定している。我々としては“3カ月の遅れ”は大きなものとは考えていない」と説明した。
ニュースのホームページhttp://www.rakuten.co.jp/ 製品情報販売元





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