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家電の大型専門店 デジモノレビュー

 CESにおいて、例年多くの新製品を発表することで注目される米Sonyのプレスカンファレンスが開催された。他の大手メーカーの前日カンファレンスが、ホテル内(The Venetian)のを会場を利用するのに対し、同社はLas Vegas Convention Center(LVCC)のブースで会見を行なうため、会期となる翌日に展示予定の新製品や参考展示品が多数確認できる。

 プレスカンファレンスでは、ハワード・ストリンガーCEOが登壇し、3Dへの積極的な対応をアピール。2010年内の発売が予告されていた、3D対応製品の発売時期を「夏」と明言し、夏に向けてテレビ、BD、PS3における3D実用化に向けて、積極的に力を入れていく方針を示した。

 主な新製品として、LEDバックライト搭載の薄型液晶テレビ「BRAVIA LX/HX/NX」シリーズを披露。17モデルのハンディカムや新ビデオカメラ「bloggie」なども発表している。ビデオカメラ新製品については、小寺信良氏のレポートで紹介している。


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■ ソニーの3D対応は2010年夏。BRAVIA、BD、PS3が対応へ

 ハワード・ストリンガーCEOは、3Dエンターテインメントの実現に向けたソニーの取り組みを紹介。まず、ツアーの模様を3Dでも撮影しているという、カントリー歌手のテイラー・スウィフトのライブからカンファレンスをスタートした。

 単なるライブではなく、ライブをソニーの3D対応カメラで3D撮影しており、RealD製の3Dメガネを付けると、実際のライブを見ながら、後方のスクリーンで3Dのライブ映像も確認できるというもので、撮影から映像出力までの全てを自社でカバーできるソニーの3Dソリューションをアピールした。


 具体的な3D対応製品の発売時期については、液晶テレビ「BRAVIA」と、Blu-ray Discプレーヤー、BD対応シアターシステムを今夏に発売。さらに、2010年中にVAIOとデジタルカメラでも3D対応を行なうという。

 PlayStation 3についても、ファームウェアアップデートにより、ゲームは今夏に、Blu-ray 3D映画についてもそれ以降に、3D対応する。また、6日以降順次アメリカ全土のソニースタイルストア(44店舗)で3D対応BRAVIAの展示を行なう予定で、米国以外でも日本やヨーロッパ、アジアなどの直営店で展示する予定。なお、展示予定のBRAVIAは60型を中心に52型などを用意するという。


 ブースでは、60/52型の3D対応BRAVIAを展示。いずれも240Hz駆動のパネルを採用し、アクティブシャッターメガネを利用することで3D表示を実現。CEATECなどで展示された試作機からより一体型に近付いており、ゲームやスポーツ映像、Blu-rayなどのデモが行なわれている。

 また、24型/1,920×1,080ドットの3D有機ELディスプレイも展示。液晶では240Hz駆動で製品化予定だが、有機ELでは動画応答性が高いため、アクティブシャッターを使ったフレームシーケンシャル方式ながら、120Hz駆動で左右60コマの映像を交互に表示しても残像感を感じさせることなく3D表示できるという。筺体の厚みは7mm。技術展示のため、発売時期などは未定。


 コンテンツも「くもりときどきミートボール」のBlu-ray 3Dタイトルを2010年夏にリリース予定で、SPEでは最新タイトルだけでなく、カタログタイトルにおいてもBlu-ray 3Dを発売していく計画。

 映像制作の領域においても、ソニー・ピクチャーズエンタテインメントの敷地内に「ソニー3Dテクノロジーセンター」を2010年2月中に開設。エンターテインメント業界関係者を対象に、スポーツや映画、テレビ番組、ゲームなどの3Dコンテンツ製作の手法や機材について実践的に学ぶ機会を提供するという。

 また、RealDとの協力のほか、Discovery CommunicationやIMAXと協力し、2011年をめどに米国内で3D放送を開始することも発表。ソニーDiscovery、IMAXの3社で協力し、3D専用のTVネットワークを立ち上げる。


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■ 3D対応のBRAVIAやBDプレーヤー新製品も。iPhoneでBDプレーヤー操作も

 また、2010年に力を入れる製品としてLEDバックライト搭載の液晶テレビ「BRAVIA」新シリーズを紹介。XBR-LX900/800、HX900、NX800/700の各シリーズが用意され、いずれもエッジライトLED方式の薄型のボディデザインが特徴。LX900/800とNX800/700シリーズが3D対応となり、今夏に発売。NX900は3Dには対応せず、今春に発売予定という。

 LX900/800は40/46/52/60型の4サイズを、HX900は52/46型をラインナップ。いずれも240Hz駆動で3Dに表示に対応する。さらにエッジライトLEDを採用しながらLEDの部分駆動に対応し、高コントラスト表示が行なえるとする。

 ネットワーク機能としては「BRAVIA Internet Video」を搭載。NetflixやAmazon Video On Demand、Youtubeなど27のコンテンツプロバイダが参加しており、ネットワーク経由のビデオコンテンツをBRAVIAから楽しむことができる。

 Blu-ray Disc Playerは、3D対応の「BDP-S770」を夏に発売予定で、無線LANやDLNAネットワーク機能、SACD再生機能、BD-LIVEなどの機能を搭載。BRAVIA Internet Videoにも対応する。またBlu-ray 3D対応のシアターシステム「BDV-770W」なども2010年発売予定

 3D非対応のBDプレーヤー新製品も「BDP-S570」と「BDP-S370」の2製品を発売する。いずれもSACDの再生に対応し、S570のみ無線LANに対応する。両モデルの特徴はiPhoneやiPod touchの無線LAN機能を使って、プレーヤーを操作できる「BD Remote」機能を搭載していることで、再生や停止、スキップなどの各種操作がiPod touch/iPhoneから行なえる。アプリの配布はAppStoreで近日中に行なう予定としている。

■ PSNをBRAVIAでも利用可能に

 ゲーム事業を含むソニーのNPSG(ネットワークプロダクツ&サービスグループ)プレジデントで、ソニー・コンピュータエンタテインメントCEOを務める平井一夫氏は、「ホリデーシーズン(年末商戦)はPlayStation 3にとって過去最高の実績をあげることができた」と語り、日本におけるFFなどビッグタイトルの発売と相まって、380万台の実売を記録したことをアピール。

 またPlayStation Networkについては、当初の映画300本、テレビ番組1,200本から、映画2,700本、テレビ番組16,000本まで拡張したことを報告。また、欧州の多くの国でもサービス開始するなど、強化を続けている。これをさらに拡張し、PSNのプレミアムビデオサービスをPS3だけでなく、インターネット対応のBRAVIAやBlu-rayプレーヤー、VAIOなどでも視聴可能にする計画も発表した。

 米国ではBRAVIAやBD、VAIO向けのPSNビデオ配信を開始。PSNのIDや課金機能をテレビなどのゲームプラットフォーム以外の民生機器にも拡張することで、さらなるユーザー獲得を図っていくという。

■ インターネット端末やカメラのSDカード対応など

 新製品として大きく取り上げられたのは、「Dash」と呼ばれる、無線LAN/7型液晶を搭載したインターネット端末。デジタルフォトフレームとして利用できるほか、ネットワークを介してレシピを呼び出したり、Facebookなどのコミュニケーション、Skypeなどさまざまなネットアプリを利用可能にする。

 1,000以上のアプリケーションが用意されており、お気に入りの好みのネットサービスに液晶タッチパネルを使ってアクセス可能で、ソニーでは「パーソナルインターネットビューワ」としてして紹介。キッチンやリビングなどでユーザーのライフスタイルに合ったネット活用ができるとアピールした。

 また、ビデオカメラやデジタルカメラの記録メディアにおいて、メモリースティックだけでなくSD/SDHCカードにも対応する方針を発表。ソニーブランドのSD/SDHCカードも発売する。ハンディカムは17モデルを一斉に発表。24Mbps記録/Exmor搭載の「HDR-CX550V」などをラインナップする。加えて、Webムービー用の新ブランド「bloggie」も発表している。

 サイバーショットにおいても、デジタルスチルカメラとしては初めてAVCHDの1080i記録に対応したという「DSC-HX5V」を発表。Exmor Rセンサーを搭載し、高感度撮影も可能。電子コンパスも搭載している。また、デジタルカメラのデータ転送用に近接無線伝送規格の「TransferJET」も搭載。対応VAIOやフォトフレームにケーブルを接続することなく、画像データを伝送できる。価格は349.99ドル。
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