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家電の大型専門店 デジモノレビュー

5月7日に任天堂の決算発表がありました。5月14日にソニーの決算発表もありました。今回は両社のゲーム事業を比較しながら10年3月期のゲーム事業の動きを予想したいと思います。

下の<表1>が任天堂とソニーの決算の比較です。任天堂はあいかわらず高水準の利益を上げていますが、DSのハード、ソフトの伸び率がさすがに鈍化してきたことと、年度平均の為替レートが円高になった影響で、利益の伸び率は鈍化しました。ソフトの販売数量を見ると、ハードウェアに同梱されている「Wii Sports」は別にして、「Wii Fit」1,637万本、「マリオカートWii」1,540万本、「はじめてのWii」1,147万本の3作の年間販売本数が各々1,000万本を超えました。また、DS用ソフトでは、「脳トレ」「Newスーパーマリオブラザーズ」「マリオカートDS」などの定番ソフトが引き続き好調でした。

任天堂の10年3月期会社予想は営業減益です。これは上期、特に1Qに大型ソフトを発売する計画がないこと、前提為替レートが、特に対ユーロ相場で円高になるためです(期中平均レートは09/3期が1ドル=100.54円、1ユーロ=143.48円、10/3期会社前提レートが1ドル=100円、1ユーロ=130円)。09/3期上期の平均レートが1ドル=106.11円、1ユーロ=162.68円、09/3期上期のユーロ建て売上高が22億ユーロですから、10/3期上期は1ユーロ=130円でユーロ建て売上高が横ばいと前提すると、約720億円の営業利益に対するマイナス要因が発生します。

また、09/3期上期は日米欧で「マリオカートWii」、米欧で「Wii Fit」が発売されましたが、今上期は今のところ「Wii Sports Resort」が予定されているだけです。このような理由で、09/3期上期営業利益2,521億円に対して今上期の会社予想営業利益は1,650億円(前年比34.6%減)と会社側は予想しているようです。少し慎重すぎる予想とは思いますが、20~30%以上の減益にはなりそうであり、回復は下期からとなりそうです。ただし、ハード、ソフトともに控えめな予想という印象があります。為替レートが会社前提から大きく円高にならない限り、上方修正の期待は持ってよいと思われます。



ソニーの09/3期決算は全社の営業赤字が2,278億円、このうちゲーム事業の営業赤字は585億円になりました。ゲーム事業の営業赤字の額は08/3期の1,245億円から大幅に縮小しましたが、依然として巨額の赤字が続いています。ゲームソフトを見ても、サードパーティのソフトはコナミの「メタルギアソリッド4」の約400万本や、カプコンの「バイオハザード5(Resident Evil 5」のPS3版約200万本という成果はありましたが、ソニー製ソフトにはあまり見るべきものはありませんでした。ソニーゲーム事業の赤字が続いている背景には、PS3ハードのコストが高すぎることとともに、PS3市場を牽引すべきソニー製ソフトの不甲斐なさがあります。

10/3期もソニーゲーム部門は赤字が続きそうです。決算説明会では、円高もあって09/3期並みの赤字(500億円程度の赤字)となる可能性が示唆されました。また、PS3の目標販売台数は前年比30%増の1,300万台となっています。これはPS2市場が本格的に縮小してきたため、ゲーム事業の規模をこれ以上減らさないためにPS3の拡販を行う必要があること、市場における「プレゼンス」を示す必要があるためと思われます。

また、任天堂の決算説明会で社長から興味深い発言がありました。任天堂は新しいハードを作ったら必ず出すとは決めていないそうです。その時の市場動向、その時に販売しているハード、ソフトの売れ行きなどを睨みながら、新開発したハードを出すか、もう一度開発をやり直すか決めるそうです。おそらく、WiiとDSの「次」のハードのプロトタイプはできていると思われますが、そのまま近々発売するかというとそうではなく、何年か後にそのまま発売するか、開発をやり直すかどちらかになると思われます。

分厚い財務基盤がある任天堂だからできることですが、すでに「次」の用意があるということは、ソニーにとってきつい事実になるでしょう。ソニーはPS3事業で4,000~5,000億円の累積赤字を抱えていると思われますが、任天堂がWiiの「次」を出すことを決定した時点で、PS3の命運は尽きてしまう可能性があります。Wiiの次がPS3よりも性能が大きく劣るとは思えないからです。PS3にかけた投資を回収する機会がなくなるということは、ソニーがPS3の「次」をやるかやらないかを決める際に重要なポイントになると思われます。

最後に、足元の米国市場の動きを見ておきます。アメリカの調査会社NPDによれば、4月のアメリカのゲーム機店頭販売実績は3月に比べ更に減少しました。Wiiは3月60.1万台から4月34.0万台へ、PS3は同じく21.8万台から12.7万台へ、Xbox360は33.0万台から17.5万台、PSPは16.8万台から11.6万台に減少しました。一方で、DSは月初にアメリカでDSiが発売されたことにより、3月56.3万台から4月104.0万台にほぼ倍増、PS2は値下げの効果で11.2万台から17.2万台に増加しました。

Wiiの減少はソフトの新作がないことによると思われます。2008年3月に「大乱闘スマッシュブラザーズX」、2008年4月に「マリオカートWii」という大型ソフトが発売されたのに対して、今年は3月にDS用「ポケットモンスター プラチナ」が発売されたのみでWiiは「Wii Fit」のような昨年発売のソフトのみで牽引しています。この中でDSiが発売されましたが、これがDSソフト全体にどれだけインパクトを与えるか注目する必要があります。とりあえずは、任天堂が今期の業績予想で示したとおりの上期減益、下期回復のパターンで進んでいるようです。

また、ソニーについてみると、PS2ハードの値下げ(約30%)によってPS2ハードの台数がPS3のそれを上回ったという事実は重要です。PS2とPS3が「喰い合い」(カニバニゼーション)状態になっています。ソニーゲーム部門の経営の難しさが伺えます。

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